バウルを探して〈完全版〉

バウルを探して〈完全版〉
川内有緒(文)中川彰(写真)
三輪舎

バングラデシュ・ベンガル地方で独自の歌を歌い継いでるという吟遊詩人たち”バウル”
川内有緒さんは詳しい情報がないなかで、そんなバウルに会いに行こうと決め、友人のカメラマン・中川彰を誘ってバングラデシュに乗り込みます。

バウルの歌はタゴールやボブ・ディランにも大きな影響を与えたと言われています。バウルとはいったいどんな歌なのか。その謎に迫る川内有緒さんの紀行文は優れたノンフィクションに与えられる新田次郎賞を受賞しました。

本書は一緒に旅をした中川彰氏による美しく現地の姿を映し出した写真100ページと、川内さんによる書き下ろし小編、若松英輔による解説を加えた完全版となります。


ーーー三輪舎 紹介文ーーー

「あなたの中にすでにバウルがいるのだよ。こうして私を探しに来たのだから」

ベンガル地方で歌い継がれ、今日も誰かが口すざむバウルの歌。ベンガルの行者バウルは「魂の歌い手」と呼ばれ、その歌と哲学はタゴールやボブ・ディランにも大きな影響を与えた。本作は、何百年もの間、師弟相伝のみで伝統が受け継がれてきた、バウルの謎と本質に迫ったノンフィクションである。

「本書はバウルという歌う叡知の人たちの生ける伝統をバングラデシュに追い求めた記録であるだけではない。作者が、いかに言葉と決定的に結ばれていくのかの道程を記録した稀なる魂の記録だといってよい。この本を書くことによって作者は、言葉を用いる人ではなく、言葉に信頼され、言葉に用いられる人へと変貌した」(若松英輔)

第33回新田次郎文学賞受賞作に、旅に同行した写真家、故・中川彰によるベンガルの写真をおよそ100ページにわたって収録。また、本書のために書き下ろした小編「中川さんへの手紙」、若松英輔による解説「コトバに用いられる者たちの群像」に加え再構成した〈完全版〉。

発行:三輪舎
仕様:A5版変形 並製 コデックス装 384ページ
発売日:2020年6月
販売価格 2,530円(税230円)
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