うろん紀行

うろん紀行
わかしょ文庫(著)
代わりに読む人(発行)

海芝浦、犬吠、馬喰町、河口湖…。その場所に立つとき、小説を読んだ〈わたし〉だからこそ湧きあがる思いがある。作家・わかしょ文庫が様々な場所で小説と向き合い書き記した紀行エッセイ集。

ーーー代わりに読む人 紹介文ーーー

人はなぜ小説を書くのだろう。
なぜ小説を読むのだろう。
決して同じ場所にたどり着くことはできないのに。

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わかしょ文庫による《小説を読む物語》

笙野頼子『タイムスリップ・コンビナート』を読みながら海芝浦へ向かい、後藤明生『挾み撃ち』の足跡をたどり、巨大スーパーCOSTCOの喧 の中で大江健三郎『万延元年のフットボール』を読もうとする。著者は一見ふざけているようだ。しかし、実際彼女は不安に襲われながら読み訪ね、そして書く。本書はとても切実で危なっかしい《小説を読む物語》だ。うろんな物語を読み終えたとき、読者もまたこの社会での生き方を模索しはじめているだろう。日常の生きづらさが綴られた自主制作エッセイ『ランバダ』の著者がその硬質で端正な文体を余すことなく発揮した好評WEB連載に書き下ろしを加えて書籍化した商業出版第1作。

発行:代わりに読む人
仕様:四六判 ハードカバー 200ページ
装幀:コバヤシタケシ
装画:高田綾菜
校正:サワラギ校正部
印刷製本:藤原印刷株式会社
発売日:2021年8月20日
販売価格 2,420円(税220円)
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