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製本屋と詩人
製本屋と詩人
イジー・ヴォルケル(著)大沼有子(訳)
共和国
喜びがあふれる詩集を手にした不幸な製本屋、病気の治療のため太陽を手に入れようとした億万長者。20世紀初頭のチェコを代表するプロレタリア詩人による童話5編と、詩24編、評論1編を収録。子どもや虐げられた者たちの視線から社会に投げかける、優しくも悲痛な詩情あふれる作品たち。
巻末にある詳細な訳者あとがきにて、24歳で夭逝したイジー・ヴォルケルの生涯とその作家性について詳しく知ることができます。
ー−−共和国紹介文ー−−
20世紀初頭のチェコを代表する革命詩人、イジー・ヴォルケル(1900-24)が、その短い生涯に遺した数多くの童話と詩から精選した、日本初の作品集。子どもや虐げられた者たちの低い視線に映し出される社会を描いた童話5篇に、故郷モラヴィア地方や性愛をうたった詩や社会的バラッド24篇、さらにカレル・タイゲと共同執筆したマニフェスト「プロレタリア芸術」を収録。この稀有な詩人の姿が、ついにあきらかになる!
詩人よ立ち去れ!
すべてを投げだし――スコップを持ってもどってこい
そして墓地から地平線まで地面をすっかり掘りおこせ!
夜になったら愛と謙虚をそこに撒け
それが実れば すべての人びとが
泣いて歌うことができるから
詩人のいらない
金色の朝がやってくる。 ――「詩人よ立ち去れ!」
*
「本書には、二十世紀のチェコを代表する革命詩人、イジー・ヴォルケル(Jiří Karel Wolker, 1900-24)が、二十四年足らずという短い生涯のうちに数多く遺した物語や詩などから、訳者が選んで収録しました。日本でヴォルケルの作品がまとまって紹介されるのは本書が初めてのことでしょう。
いまから三十年ほど前、自分が子ども時代を過ごしたプラハがむしょうに懐かしくなり、チェコに行きたい、チェコの児童書をまた読んでみたいと思うようになりました。チェコの絵本が何か残っていないかと実家に父を訪ねたときに渡されたのが、ヴォルケルが子ども向けに書いた五つの物語でした。チェコ語を学び始めた時期でもあり、辞書を引きひき読んでみると、五つの作品それぞれに話の展開も面白く、人間が抱くさまざまな感情がみずみずしく表現されていて、興奮を覚えました。
二十世紀初頭という時代的な制約はありますが、作品の根底に流れている世界の不正をただしたいという、ごまかしのない強い願いにひかれ、これはぜひ日本でも読んでもらいたい、その価値のある作品だと考えて訳し始めました。それがようやく形になったのが、本書です」
――「訳者あとがき」より
著者プロフィール
イジー・ヴォルケル
1900年、現在のチェコのプロスチェヨフに生まれ、1924年、同地に没する。享年24。
チェコの20世紀初頭を代表する詩人、作家、劇作家。
1919年、プラハのカレル大学法学部に入学、21年、チェコスロヴァキア共産党に入党。22年、左翼アヴァンギャルド芸術グループ「デヴィエトスィル」に加わるが、翌年に脱退。現在もチェコでは多くの作品が読み継がれている。
生前の詩集に、『門口の客人』(Host do domu, 1921)、『受難のとき』(Těžká hodina, 1922)がある。
大沼 有子 (オオヌマ ユウコ) (訳)
1956年、東京に生まれる。5歳から10歳までプラハで過ごす。東京学芸大学教育学部を卒業後、1980年から2017年まで、教員として勤務。
訳書に、パベル・シュルットほか『ベルンカとやしの実じいさん』(上下、福音館、2015)がある。
発行:共和国
仕様:縦188mm 横150mm ハードカバー 188ページ
発売日:2022年10月25日
販売価格
2,750円(税250円)
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