商品説明
夜空はいつでも最高密度の青色だ
最果タヒ/リトルモア
都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋
最果タヒの人気を確固たるものにした代表作。
研ぎ澄まされた言葉の数々。
現代日本における新たな詩の世界を切り開いた決定的詩集です。
ーーーリトルモア 紹介文ーーー
心の葉脈が透けて見えるのは、
最果タヒの瞳から放射される
光線のせいだ。
―― 松本隆(作詞家) オビコメントより
異例のひろがりで話題騒然となった『死んでしまう系のぼくらに』を超える、待望の新詩集!
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都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。
塗った爪の色を、きみの体の内側に探したって見つかりやしない。
夜空はいつでも最高密度の青色だ。――「青色の詩」より抜粋
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現代詩の枠を超えたムーブメントを巻き起こした詩集前作『死んでしまう系のぼくらに』。
他方では小説家としても活躍し、SNSでも詩を発表するなどフィールドを問わず快進撃を続ける詩人・最果タヒが満を持して放つ、渾身の詩集最新作!
「ゆめかわいいは死後の色」「月面の詩」「花と高熱」「美しいから好きだよ」「冷たい傾斜」「もうおしまい」…ほか、書き下ろしを多数含む全43篇収録。
現代におけるポエジーとは? ひとつの答えがここに。
〈最果タヒ(さいはて・たひ)プロフィール〉
1986年生まれ。2006年現代詩手帖賞を受賞。
2007年詩集『グッドモーニング』刊行、同作で中原中也賞受賞。2012年詩集『空が分裂する』、2014年詩集『死んでしまう系のぼくらに』刊行、後者で現代詩花椿賞受賞。
小説家としても活躍、2015年『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』『星か獣になる季節』、2016年『渦森今日子は宇宙に期待しない。』、共著に『かけがえのないマグマ 大森靖子激白』。
発行:リトルモア
仕様;四六判 ソフトカバー 96ページ
発売日:2016年