商品説明
満月と近鉄
前野ひろみち/角川文庫
奈良を舞台に繰り広げられる、奇想天外と滑稽至極でありつつもつひたむきさが心地よい短編集です。現役の奈良の畳屋さんが書いた唯一の小説という異色の作品が文庫になりました。奈良の地名が満載なので知っているかたは思い浮かべながら読むと楽しかったり、
森見さんの小説が好きなかたはきっと楽しめます。巻末に森見さんと前野さんの対談を掲載。解説は奈良在住作家の仁木英之さんです。
「佐伯さんと男子たち1993」「ランボー怒りの改新」「アラビアン・ナイト 奈良漬商人と鬼との物語」「満月と近鉄」の4篇を収録
※単行本発売時のタイトルは『ランボー怒りの改新』です。
ーーーKADOKAWA 紹介文ーーー
生駒山の麓で私は四つの小説を書き、そのうえ恋に落ちたのである。
小説家を志して実家を飛び出し、生駒山麓のアパートに籠もっていた「私」は寺の参道で謎めいた女性に出会う。その女性は万巻の書物に囲まれて暮らしていたが、厳しい読み手でもあった。私は彼女に認められたい一心で小説を書き続けるが……(表題作)
斑鳩の里に現れたひとりの青年、ベトナム戦争からの帰還兵ランボーは、己を戦場へ押しやった蘇我氏への復讐を胸に秘めていた(「ランボー怒りの改新」)。奈良を舞台に繰り広げられるロマンと奇想に満ちた4篇。本書を発表したのち沈黙を続ける鬼才の唯一の著作。仁木英之による解説、森見登美彦との対談を収録。
(『ランボー怒りの改新』改題)
発行:KADOKAWA
仕様:文庫版 240ページ
発売日:2020年05月22日