商品説明
家守綺譚
梨木香歩/新潮文庫
時は百年前。亡くなった親友の実家に家守として住むことになった駆け出しの物書き青年・綿貫征四郎。庭のサルスベリに惚れられ、掛け軸の中からはボートに乗って亡くなった親友が気ままにやってくる。
花、鳥、小鬼、河童、犬、などなど。移り変わる四季とももに現れるものたち。不思議な状況なのに妙に飄々と、やけに生真面目に対応する主人公が魅力的な愛すべき物語。
ーーー新潮社 紹介文ーーー
庭・池・電燈付二階屋。汽車駅・銭湯近接。四季折々、草・花・鳥・獣・仔竜・小鬼・河童・人魚・竹精・桜鬼・聖母・亡友等々々出没数多……本書は、百年まえ、天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」=綿貫征四郎と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。
発行:新潮社
仕様:文庫版 208ページ
2006/10/01