商品説明
読書と人生
寺田寅彦／角川文庫
物理学者でありつつ、夏目漱石との親交も深く、随筆家として多くの文章を残した寺田寅彦。本書は「読書論」「人生論」「丸善と三越」「科学者とあたま」など29篇を収録。解説は角川源義と若松英輔です。
ーーーKADOKAWA 紹介文ーーー
科学啓蒙家の顔を持つ寅彦の「読書論」「人生論」等29篇収録。
近代市民精神の発見であると共に、寅彦随筆の転換ともなった「丸善と三越」をはじめ、「読書論」「人生論」「科学者とあたま」「科学に志す人へ」「わが中学時代の勉強法」「『徒然草』の鑑賞」等29篇収録。解説・角川源義、若松英輔。
もくじ
読書論（十章）
人生論（十八章）
案内者
学問の自由
読書の今昔
わが中学時代の勉強法
科学に志す人へ
科学者とあたま
一つの思考実験
ジャーナリズム雑感
レーリー卿
マルコポロから
アインシュタインの教育観
『徒然草』の鑑賞
人の言葉――自分の言葉
丸善と三越
鸚鵡のイズム
浅草紙
春寒
『左千夫歌集』を読む
『氷魚』を読みて
『地懐』を読みて
『あらたま』雑感
藤原博士の『雲』
『芭蕉連句の根本解説』に就て
岡田博士の『測候瑣談』
科学的文学の一例
『ギリシャとスカンディナヴィヤ』
『漱石襍記』について
発行：KADOKAWA
シリーズ：角川文庫
仕様：文庫版 352ページ
発売日：2020年10月23日
