山學ノオト【サイン本】

山學ノオト
青木真兵・青木海青子/エイチアンドエスカンパニー

“自分としては、ただ生産性のない日々を生活しているだけなのです”

奈良東吉野にある人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」を営むお二人の1年間の日記&エッセイ。山地での生活を考察した草稿も収録。

その日あったことを飾らない言葉で残すこと、日々の些細なことも書き記す日記ならではの魅力。そして、エッセイではお二人が日常をどのように感じどう向き合っているかを丁寧に言葉にしています。日記とエッセイが相乗効果を生み、その言葉がより心に響いてきます。

造本もこだわりです。天アンカットはそれなりにありますが、本書は珍しく側面のアンカット。手に持った時の指のあたる感触が新鮮で「こいつ、ただものではないな」という存在感です。

※アンカット=切り揃えられおらず、ガタガタした状態。かつて本は紙を折った状態のまま綴じられておりペーパーナイフを使って切っていたためにガタガタしていました。

ーーーエイチアンドエスカンパニー 紹介文ーーー

“自分としては、ただ生産性のない日々を生活しているだけなのです”

奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいの、道から離れその先の、川にかかる橋を渡った石碑の隣。ひっそりとたたずむ一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。
自宅を開放して図書館を運営する夫婦がその生活を綴った一年間の日記に、書き下ろしエッセイと、山地での生活を考察した草稿「研究ノオト」を追加収録。

「突然だが、現代社会は「みんなのため」にできている。(中略)ただこの「みんな」に含まれなかった人たちや含まれないと感じてしまった僕たちのような人間が、もう一度「やり直す」ための場所が必要ではないか」(真)

「ていねいな暮らしと、ていねいじゃない暮らしがある、という分け方じゃなくても良い気もする。それに、どこに居たって、日常というか暮らしはそこにあると思っています。」(海)

流れる日日と、変わらない源流とを往還するような記録集です。

本体は表紙をそのまま折り込んだ雁垂れ加工に、珍しい「小口」のアンカット。ロゴ部分に銀の箔押しを施しました。
表紙、本文ともに茶色系の用紙を使用し、古書のような佇まいで、新しさと長年連れ添ったような親しみが同居するデザインに仕上がりました。
 
出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
装丁:武田晋一
仕様:四六版変形(120☓170mm) 並製 雁垂れ 表紙箔押し “小口”アンカット
発売:2020年10月
販売価格 1,980円(税180円)
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