商品説明
という、はなし
吉田 篤弘/ちくま文庫
フジモトマサルが本を読む動物のイラストを描き、そこから吉田篤弘が物語を紡いだ24編。夜行列車で、灯台で、病室で、シーソーの上で、古書店で、台所で。読書の風景のひとつひとつに、それぞれの物語があります。
まずイラストを眺め、物語に浸ってから、あらためてイラストをじっくり見ていると、しみじみ心に沁みてきます。
ーーー筑摩書房 紹介文ーーー
読書をめぐる24の小さな絵物語集。夜行列車で、灯台で、風呂で、車で、ベッドで、本を開く。開いた人と開いた本のひとつひとつに物語がある。
私たちは、いろいろなところで本を開く。電車で、ベッドで、公園のベンチで、縁側で、喫茶店で、お風呂で…。なぜそこで本を読んでいるのか、何を読んでいるのか、何を感じているのか。そこには、ひとつひとつ異なる物語がある。そしてもちろん、開いた本の中にもまた別の物語があるだろう。フジモトマサルが描いた読書の風景から吉田篤弘が紡いだ物語が24。星空を眺めるごとく味わえる物語集。
目次
夜行列車にて
背中の声
読者への回復
灯台にて
虎の巻
待ち時間
地上の教え
何ひとつ変わらない空
居残り日録
眠くない
かならず
影の休日
寝静まったあとに
話の行き先
寝耳に水
ひとり
背中合わせ
とにかく
海へ
希有な才能
日曜日の終わりに
暗転
時間を買う
恋と発見
著者について
吉田 篤弘
ヨシダ アツヒロ
1962年東京生まれ。主な著作に『つむじ風食堂の夜』『針がとぶ Goodbye Porkpie Hat』『百鼠』『空ばかり見ていた』『78ナナハチ』『小さな男*静かな声』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『圏外へ』『パロール・ジュレと紙屑の都』『水晶萬年筆』『モナ・リザの背中』『電氣ホテル』『ソラシド』『レインコートを着た犬』などがある。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作と装幀の仕事も行なっている。
発行:筑摩書房
シリーズ:ちくま文庫
仕様:文庫版 128ページ
発売日: 2016年12月7日