商品説明
言葉の人生
片岡義男
左右社
”「一生」も「人生」も英語ではlife”
”青春を本気で直役すると”
”生姜焼きがポーク・ジンジャーになるまで”
果てなき言葉の世界に飛び込んで思いを巡らせるエッセイ88編。紹介される言葉は昭和の時代を感じさせるものも多く、ちょっとレトロな雰囲気のビニールカバーがぴったり。懐かしい気持ちになる1冊です。
ーーー左右社 紹介文ーーー
言葉と作家の知的で愉快な関係を思う存分に味わえる、9年ぶりの語学エッセイ。
ブルースに登場する人々は、その後どんな人生を送ったのだろう。かつて高級で輝かしく特別だった「ケーキ」という単語は、「ケーキバイキング」に安住の地を得た。「青春」を本気で直訳すると「ブルー・スプリング」になるのか。そして珈琲はいまや「珈琲」のひと言では頼めない……
新しい日本語、懐かしい英語。それらをつなぐ、カタカナ語。絶え間なく生まれ、変化し続ける言葉たちに驚いたり、楽しんだり、考えこんだり、時々ちょっぴりぼやいたり。
「サンデー毎日」連載に書き下ろしを加えた全88篇を所収、著者の新鮮な驚きと発見に満ちたエッセイ集が、ノスタルジックなビニールカバーの装幀で登場。
毎日の日常のなかで、時間を作っては、僕はなにほどか創造的な世界について、文章を書いてきた。六十年は続けてきたことだろう。時間を作っては、とたったいま僕は書いた。こににひとつの鍵があるようだ。日常の時間とは区別された、もうひと種類の時間のなかで、僕が使う日本語とは、なにか。『サンデー毎日』での連載の果てに、僕は新たな主題を見つけたようだ。日常とはすべてを異にするもうひとつの現実のなかで、僕が使う日本語とは、いったいどういうものなのか。これについて書くのは厄介なことだろうか。それとも、思いのほか簡単に、およそ千字ほども使えば、ことは足りてしまうものなのかどうか。やってみないことには、なにもわからない。やるほかない。新たな主題を僕が見つけたとは、こういうことだ。(あとがきより)
発行:左右社
仕様:四六判 ビニールカバー 304ページ
装幀:鈴木成一デザイン室
装画:アンドーヒロミ
発売日:2021年8月25日