商品説明
「人それぞれ」がさみしい
─「やさしく・冷たい」人間関係を考える
石田光規
ちくまプリマー新書
「人それぞれ」という言葉が持つどこか突き放したようなイメージ。本書では「人それぞれ」という言葉を通じて、相手との距離をうまく保とうする人間関係や、社会に隠れた息苦しさを考えていきます。人それぞれでは片づけられない問題、引き起こされる分断。「人それぞれ」ではない人と人との関係について見つめなおす1冊です。
”主義・信条を率直に表明できる「個を尊重する社会」を目指した私たちは、いつの間にか、それぞれの人たちを不透明な膜で仕切った「人それぞれの社会」をつくりあげてしまいました。”
”「人それぞれの社会」であっても、多くの人はつながりを確保しています。しかし、そのつながりは、お互いの気遣いにより成り立つものであるため、なかなか本音を話すことはできません。多くのつながりに囲まれているにもかかわらず、本音を出すことができないジレンマは人びとの孤独感を高めます。誰も「本当の私」を見てくれないという感覚を高めるからです。”
ーーー筑摩書房 紹介文ーーー
他人と深い関係を築けなくなったのはなぜか――相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。
この本の内容
「人それぞれ」という言葉には、個々人の違いを尊重する一方で、考え方の異なる者同士が互いに本音で語り合わず、内面に深く踏みこむのを避けようとする側面がある。相手との距離をとろうとする人間関係のありかたや、「人それぞれ」の社会に隠れた息苦しさを見直す一冊。
この本の目次
第1章 「人それぞれ」が成立する社会の条件
第2章 「人それぞれ」のなかで遠のいていく本音
第3章 「人それぞれ」では片付けられない問題
第4章 萎縮を生み出す「人それぞれ」
第5章 社会の分断と表出する負の意見
第6章 「異質な他者」をとりもどす
発行:筑摩書房
シリーズ:ちくまプリマー新書
仕様;新書版 208ページ
発売日: 2022年1月5日