商品説明
本屋で待つ
佐藤友則 島田潤一郎
夏葉社
広島県の山間にある書店・ウィー東城店で奮闘する店長佐藤さんの日々。
「お客さんの要望にこたえる」という方針で、壊れた電気機器の相談、年賀状の宛名書きなどもこなす。そんなある日「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」との相談が。
お店で雇い、そうした若者たちがレジを担当し、棚を担当することに。やがて彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、その中から佐藤さんを継ぐ店長へ…。
本屋という存在と人の可能性を問い直してくれる感動的な1冊。おすすめします。
「ぼくは、Sさんに自分のように働いてほしいとは思わなかった。そうではなくて、SさんはSさんのままで働いてほしいと思った。そう思えたことが、ぼくにとっての大きな転機となった。」
ー−−夏葉社紹介文ー−−
こんな本屋があったんだ。お客さんと書店員たちの胸打つ物語。
広島県庄原市にある書店「ウィー東城店」。店長の佐藤友則さんは赤字続きだったこの店を、「お客さんの要望にこたえる」という姿勢を徹底して貫くことで、黒字化させます。こわれた電気機器の相談や、年賀状の宛名書き。山間の田舎の書店に望まれることの多くは、高齢者たちの生活の相談にのることでした。それだけでなく、店は美容院を併設し、エステルームをつくり、コインランドリーをもつくります。
本書はそうした「書店の複合化」の物語である一方、引きこもっていた若者たちが書店をとおして成長していく物語でもあります。ある日、「学校に行けなくなった子どもを働かせてほしい」と相談され、それからウィー東城店にはそうした若者たちが次々とやってきて、レジを担当し、棚を担当します。彼らはお客さんと接し、本と接することで次第に快復し、何人かは社員となり、そのうちのひとりは佐藤友則さんの次の店長となって、店を支えます。装画、挿絵は『急がなくてもよいことを』で注目を浴びる漫画家、ひうち棚さん。本屋の可能性を伝える、感動的な一冊です。
発行:夏葉社
仕様:四六版変形 ハードカバー 208ページ
発売日:2022年12月