商品説明
オフショア 第二号
じっくりアジアを考える文芸雑誌。８本のエッセイや論考、批評などを収録しています。アジアは果たして一言で括られるほどのまとまりはあったのか。それぞれが違う方角を向いた言葉が、アジアの多様さを感じさせます。シルバー色と青緑色を使った美しい表紙も魅力的です。
ーーーオフショア紹介文ーーー
文芸雑誌『オフショア』は年２回発行。速い情報発信ではなく、じっくりアジアを考えます。
2023年3月22日に発売する第二号も、第一号と同じく８本のエッセイや論考、批評等を収録しています。
第二号にして、見事にそれぞれが違う方角を向きました。これこそ、「アジア」ではないでしょうか。「アジア」と称されてきたこの場所に、一言で括られるほどのまとまりは、果たしてあったのか――。アジア混沌の世界へ導く号となりました。
第二号の表紙にはシルバー色と青緑色を使用。コントラストとこの２色の重なりが、とても美しく仕上がりました。ヴァンヌーボ紙の手触りを楽しみながら、じっくり読んでいただけましたら幸いです。
目次
■後藤哲也インタビュー「グローバル時代における韓国・東アジアのグラフィックデザイン――かすかに残る匂いや誤訳」 聞き手：山本 佳奈子
■批評「すれ違いながら、手をつなぐ ――「シルクロード ・サンドストーム」をめぐる女同士の関係」依田 那美紀
■聞き書き「火鍋屋の大門さん」檀上 遼
■エッセイ「どうして私はチベットのお寺で泣いてしまったんですか――京都を照明具に考える伝統と信仰」昔南京にいた女
■エッセイ「時間が龐麦郎への答えである」顔 峻
――解説――「音楽は農民工・龐麦郎を救えるか」山本 佳奈子
■エッセイ「香港情景――子育てする移民：元駐在員の香港生活記」渡邊 順祐
■論考 連載第二回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―一九九〇年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として――民主化の土台をつくった「党外雑誌」」和田 敬
■エッセイ「マオイストの村、そこで暮らす父」石田 みどり
発行：オフショア
表紙イラスト：仲村 喜人
ロゴ・表紙デザイン：三宅 彩
仕様：四六判 モノクロ192ページ
発売日：2023年3月22日
