商品説明
新装版 ムーミンパパ海へいく
トーベ・ヤンソン
小野寺百合子(訳)
講談社文庫
家族を守るために活躍したいムーミンパパは、平和で自分の出番のないムーミン谷をでて、孤島で暮らすことをひとりで決めてしまいます。慌ただしく船に家財道具一式を乗せ、海原へ旅立つムーミン一家。
暴走するムーミンパパに振り回されるムーミンとムーミンママ。そして、あいかわらずマイペースのミー。孤島での日々なかムーミンはいくつも秘密を抱えることになり…。父親とは、母親とは、子どもとは、それぞれの役割と関係性が問い直される、大人にもおすすめの1冊です。
ーーー講談社紹介文ーーー
毎日が平和すぎてものたりないムーミンパパは、ある日、ムーミンママとムーミントロール、ちびのミイをつれて海をわたり、あれはてた島の灯台守に。植物も育たない岩だらけの島になじめないムーミンママは、部屋の壁にムーミン谷の絵を描いては、そこで眠ってしまうように。いっぽうムーミントロールは、美しいうみうまに出会い、追いかけてきた氷の精モランと夜ごと会うという秘密をもってしまい……。ムーミンシリーズ8作め。
目次
第1章 水晶玉の中の家族
第2章 灯台
第3章 西風
第4章 北東の風
第5章 霧
第6章 月がかけていく
第7章 南西風
第8章 灯台もり
解説……小野寺百合子
ムーミン谷の魅力 7……冨原眞弓
著者プロフィール
トーベ・ヤンソン (トーベ ヤンソン) (著/文 | 原著)
(1914年-2001年)フィンランドの首都ヘルシンキ生まれ。ストックホルムとパリで絵を学ぶ。1948年に出版した『たのしいムーミン一家』が世界中で評判に。「ムーミン」シリーズ全9作のほか、伝記的作品に『彫刻家の娘』、短編集に『少女ソフィアの夏』がある(ともに講談社)。
小野寺 百合子 (オノデラ ユリコ) (解説 | 翻訳)
(1906年-1998年)東京生まれ。東京女高師付属高女専攻科卒業。長く北欧諸国に滞在し、北欧児童文学の翻訳を多数手がけた。
発行:講談社
仕様:文庫判 360ページ
発売日:2011年8月12日