商品説明
悲しい話は今はおしまい
小沼 理
柏書房
ーーー柏書房紹介文ーーー
今だけは「明るい話」をしよう。
絶望しないで話し続けるために。
抵抗の中にあるユーモア、クィアたちの踊りとおしゃべり、立場や属性からはみ出ること。傷も喜びも責任も抱えながら社会と向き合った、実践のエッセイ集。
この傷だらけの時代に、希望をどう語れるだろうか? 悲しみから目を背けるのではなく、喜びを抑圧するでもなく、その関係をもっと複雑にしていくことはできないだろうか。星々の結び方を変えて、新しい星座を作るみたいに。
“これは私が喜びに罪悪感を抱くのではなく、社会と向き合う原動力に変換することを学んだ話である。そして、その近くにいたたくさんの人たちの話でもある。友人たちの前向きさや気楽さ、喜びも政治的実践も諦めない姿は、私にとって星の光だった。”
(「はじめに――緊張しながら笑う」より)
友達のクィアパーティ、ゲイアーティストとの対話、タイムラインを埋め尽くす犬の動画、パレスチナ解放デモ、プロテストのTシャツ作り、植物の世話、韓国語の勉強……。悲しい星座と明るい星座をぐるぐるしながら、暗い日々を生き延びる19編。
目次
はじめに――緊張しながら笑う
1 悲しい星座(の外側へ)
踊る方法
アルミバルーンのハート
犬の夢
2 明るい星座(の内側へ)
無数の夜
発光
そこなのか
窓
ピンクをピンクで塗り替える
みんなで早口
ひとりになること
3 再び、外側へ
スワロフスキー、ラジオ、天使
植物の世話
交差する
時間をかき混ぜるように
勉強
体の歪み
長時間露光
おわりに――しぶとく続ける
著者プロフィール
小沼 理 (オヌマ オサム) (著)
一九九二年、富山県生まれ。文筆家。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)、『共感と距離感の練習』(柏書房)。編著に『みんなどうやって書いてるの?――10代からの文章レッスン』(河出書房新社)。
発行:柏書房
仕様:四六判 216ページ
発売日:2026年4月13日