商品説明
はるはるぐるぐる
千坂麻緒
典々堂
ーーー典々堂紹介文ーーー
まず目を引くのは、カバーの猫の絵だろう。イラストレーターの勝田麻子氏に依頼して描き下ろしてもらったもので、本文の中にも猫がちらりちらりと出てくる。かといって、猫短歌ではない。猫に邪魔されながら(?)読み進めると、楽しいのに不穏、軽いようで重い、秘密めいて一筋縄ではいかない歌に出会うことだろう。
《栞文より》
ポップでかわいくて、口に出して楽しく、目で見て楽しい。(岡崎裕美子)
世界の秘密に向けられた眼差しが潜んでいるようだ。(穂村 弘)
どこか彼女の日常は少しだけ浮いたり傾いたりしている。(田中 槐)
改めて風通しの良い爽やかな歌風に驚かざるを得ない。(石井辰彦)
【5首選】
この雨は西からゆつくりやつてきた 自転車でまた濡れて帰りぬ
なんとなくさみしいひとと思はれてさみしい顔で字を書いてゐる
占ひでなくしたものが見つかると言はれてたぶん、何かなくした
ミックスナッツミックスナッツまたいつか猫を飼ふときさう呼びたいな
昼間から飲んぢやおつかと言ふときに明るさを増す南の風は
装幀:三好誠
装画・挿絵:勝田麻子
著者プロフィール
千坂 麻緒 (チサカ マオ) (著)
1971年 愛媛県松山市生まれ
2005年 未来短歌会、岡井隆選歌欄「曲がれる谿の雅歌」へ入会
2006年 同人誌「遊子」に参加
2008年 関東へ引越し
2014年度 未来年間賞受賞
発行:典々堂
仕様:B6変型判 縦182mm 横109mm 厚さ14mm 160ページ
発売日:2026年5月15日