商品説明
遠距離チャーハン
白石ポピー
笠間書院
ーーー笠間書院紹介文ーーー
一度は本棚を丸ごと捨て、文芸を捨てた著者が、再び文学や文化への愛と妄想を拾い集め、詰め込んだ第一歌集。
生意気な歌人ですが、何卒!
――天久聖一(マンガ家)
凶暴にして繊細。野蛮にして紳士。
彼の作る短歌は、いつだって凶器の味がする。
――笹 公人
笹:「俺のこの背中に彫ったPayPayのコード読み取れ恵んでください」も面白い。PayPayのバーコードなら、背中に彫ってウロウロしてたらいつの間にかアラブの大富豪とかが好奇心で1億円くらい振り込んでくれる可能性ありそう。
白石:それは本気で彫るしかないですね! 石油王がPayPayやってるかどうかは別として(笑)
――解説対談より
それもこれも、かの、逃げ道、黒歴史、衒学、孤独の言い訳、自意識過剰、こじらせ、虚栄心、蹉跌、堕落、俗悪、ナードとしてのさもしいアイデンティティのおかげであった。わたしの文芸の構成要素は、ほぼほぼ彼らなのである。かつて捨て去ったはずの彼らは、わたしの中のすみっコで、お茶を飲んで暮らしていたのだ。そして本書には、わたしが愛してやまない彼らがふんだんに詰め込まれている。
――著者あとがきより
あなたにはトランペットのわたくしを物欲しげな目で見つめてほしい
私ってなんて最低なんだろう。ぐりのぬくもりにぐらを求めて。
公園に小さな砂漠のあることが救いになる夜プルタブの音
誰にでも一人ドッペルゲンガーがいるとするならさみしくないさ
愛とかはつまり排水口みたい詰まるまでは気にもしてない
<収録歌より>
KAIKAレーベルとは……
日本最古の歌集『万葉集』から、現代短歌まで。KAIKAレーベルは、日本文学、日本語、日本文化などの専門書、学術書、一般書を主に編集・出版してきた笠間書院が、ベテラン歌人の監修のもと、現代歌人の第一歌集を刊行するために立ち上げました。上代から現代まで、あらゆる文学をつなぐ架け橋のひとつです。
【目 次】
第一部 遠距離チャーハン
地方創生
ゴダール論
ていねいなくらし2
一片の悔いの残らぬ三学期
第二部 窓の底
窓の底
すきまかぜ
無地の地球儀
水の降る星
対談解説 笹公人×白石ポピー
あとがき
著者プロフィール
白石ポピー (シライシポピー) (著)
2045年、シン・トーキョー市出身。
2025年、「未来短歌会」入会。笹公人氏に師事。
2025年度 自由律俳句協会「奨励賞」受賞。
2025年度「白石ポピー賞」受賞。
2026年度「みんなの本屋さん大賞」受賞予定。
X(Twitter)/@shiraishipoppy
発行:笠間書院
仕様:四六判 144ページ
発売日:2026年6月1日