商品説明
たったひとり、私だけの部屋で クィア/フェミニズムと共に文学を体験する
水上 文
河出書房新社
ーーー河出書房新社紹介文ーーー
斎藤美奈子・北村紗衣・吉田恵里香、太鼓判!
私は物語に賭けた。この世界で生き延びるために。
今最も社会が必要とする批評家、初・批評×エッセイ集!
「デビュー作でこれはヤバいです。多数派の価値観をゆさぶり倒す、批評の最前線です」 斎藤美奈子(文芸評論家)
「からだ、性、家族、アイデンティティなどを切り口に現代日本文学を批評する、読み応えたっぷりの本」 北村紗衣(研究者)
「世の中への冷静な怒りが痛快爽快。理性と優しさに裏打ちされた闘志が、読者の心の傷を癒してくれる」 吉田恵里香(脚本家)
“私は今、語りかけたいと思っている。
たとえば同じような問題を考えたり、あるいはまったく別の価値観を持っていたり、そういう色々な人が自分について語る言葉を得る助けになるような、 できれば一緒に言葉を紡ぎ出すような、そうして別の景色が見えてくるような、そんなことがあれば良いのに、と思っている。
この本はそのための一歩である。ほかならないあなたに届くことを、私は祈っている。”
――――はじめにより
=目次=
はじめに
狭間の沈黙
01 ほかならないこの身体で
私の身体を生きるためのブックガイド
女たちの声──現代日本文学における母娘について
母の娘──宇佐見りん『かか』について
02 異性愛規範を穿つ
クィアなフェミニストとして生きること
クィアな時間を考えるためのブックガイド
いかに「愛」を語るか──綿矢りさ作品における女性同性愛について
03 ここに楔として打ち込まねばならない
シスジェンダーとは何か?
クィアを死なせない文学──李琴峰『言霊の幸う国で』評
補論(1):「キャンセルカルチャー批判」批判
補論(2):文学の自由と暴力──笙野頼子批判
フェミニズムとトランスジェンダー──笙野頼子『水晶内制度』をめぐって
トランスジェンダーの物語をめぐるブックガイド
04 生きることに耐えて学ぶ
あなたを許さない──高瀬隼子作品について
シェイクスピアの妹など生まれはしない──初期金井美恵子作品をめぐって
我ら拷問者──松浦理英子作品とクィアな教育論
著者プロフィール
水上 文 (ミズカミ アヤ) (著)
1992年生まれ。文筆家。著書に『クィアのカナダ旅行記』、共著に『はじめての百合スタディーズ』、『反トランス差別ブックレット』。「エトセトラ」vol.13「特集:クィア・女性・コミュニティ」特集編集。
発行:河出書房新社
仕様:四六判 縦188mm 横130mm 厚さ17mm 重さ 276g 260ページ
発売日:2026年9月18日