商品説明
つげ義春日記
つげ 義春/講談社文芸文庫
昭和50年代のつげ義春の日記。古書でそこそこの値段がついていたので新刊で読めるのは有り難いことです。(講談社文芸文庫なので値段はそれなりですが)
家族のこと、仕事のこと、日常的な些細な出来事から深刻な悩みまでが淡々と描かれていて、まさに個人の日記という感じではありますが、つげ義春らしい飄々さとナイーブさと入り混じって私小説のような世界に。読み応えあります。
ーーー講談社 紹介文ーーー
伝説の漫画家が私生活の苦闘を描いた幻の日記、待望の初文庫化。
昭和50年代、結婚し長男も誕生して一家をかまえた漫画家つげ義春は、寡作ながらも「ねじ式」「紅い花」など評価の高い作品群が次々と文庫化され、人気を博す。生活上の安定こそ得たが、新作の執筆は思うように進まず、将来への不安、育児の苦労、妻の闘病と自身の心身の不調など人生の尽きぬ悩みに向き合う日々を、私小説さながら赤裸々に、真率かつユーモア漂う筆致で描いた日記文学の名篇。解説・松田哲夫。
発行:講談社
仕様:文庫判 384ページ
発売日2020年3月12日