商品説明
真夜中の子供たち(上下)
サルマン・ラシュディ(著)寺門泰彦(訳)
岩波文庫
※とほん企画展「眠られぬ夜の読書」推薦書籍
インド独立の日の真夜中に、不思議な能力とともに生まれた子供たち。革命、戦争、そして古い物語と魔法が絡み合う祖国の歴史と分かちがたく結びつき──。『百年の孤独』以来の衝撃とも言われた、20世紀小説を代表する一作。
「一見リアリスティックな世界に超自然的な要素が混入し、しかもその両者がお互いを打ち消さない物語はマジック・リアリズム小説と呼ばれるが、いまや『真夜中の子供たち』はこのジャンルを代表する作品のひとつになったといっていい。(中略)真夜中の子供たちの超能力も、インドの歴史と社会についての通常の認識を再考するようにうながす効果を持っている。もっと言えば、真夜中の子供たちの存在は、歴史上ありえたかもしれない、よりよいインドのありようを想像してみるようにと私たちに誘いかけてくるのだ。」(小沼自然 解説より)
ー--岩波書店紹介文ー--
一九四七年八月一五日、インド独立の日の真夜中に、不思議な能力とともに生まれた子供たち。なかでも〇時ちょうどに生まれたサリームの運命は、革命、戦争、そして古い物語と魔法が絡みあう祖国の歴史と分かちがたく結びつき──。刊行当時「『百年の孤独』以来の衝撃」とも言われた、二〇世紀小説を代表する一作。
発行:岩波書店
シリーズ:岩波文庫
仕様:文庫版 (上巻)538ページ (下巻)550ページ
発売日:2020年5月19日