商品説明
恋の迷宮
宇野亞喜良
888ブックス
宇野亞喜良のミニブック詩画集の復刻版です。絵だけでなく、詩も宇野によるもので、宇野ならではの言葉のセンスで綴られた詩に、60 年代の鮮烈なイラストレーションが添えられています。手のひらにすっぽり入るハードカバーの函入りの本は、製本、函の製作、シール貼りすべて手作業です。
ーーー888ブックス紹介文ーーー
サンリオが山梨シルクセンターとして、詩画集を出版していた1960 年代~70 年代。本体10.5 ×8cm の手のひらにすっぽり入るハードカバーの本が函入りで「ヤマナシ・ミニブック・シリーズ」として刊行されていました。この度、その中から宇野亞喜良が手がけた1968年刊の『恋の迷宮』を復刻。
本書は絵だけでなく、詩も宇野によるもので、宇野ならではの言葉のセンスで綴られた詩に、60 年代の鮮烈なイラストレーションが添えられています。
小さい本ゆえ、当時の製本も大変だったと推測されますが、復刻に関しても、製本所を探すことが最も困難でした。通常の製本機械では対応できず、結果、製本、函の制作、シール貼はすべて手作業。その点でも珍しい本になっています。
目次
収録詩
「月は泣いた」「けしは立ったままで死んだ」「火曜日の朝の事件」「そのとき空は」「くず屋さん」「マッカナバラガ」「ナイト・マスク」「白い猫が空を歩く」「歌う少女」「世界でいちばん」「ゆれる老婆のロバの背中で」「お月さまとキャンデー」「あのこに会いたい」「さよなら」
著者プロフィール
宇野亞喜良 宇野亜喜良 (ウノアキラ) (著/文 | イラスト)
宇野亞喜良(うの・あきら) / 1934 -
イラストレーター、アートディレクタ―。エッセイ、舞台美術、キュレーションも手がける。カルピス食品工業、日本デザインセンター、スタジオ・イルフイルを経てフリー。寺山修司「天井桟敷」のポスターなど昭和期の日本グラフィック界のカリスマ的存在であり、現在に至るまで第一線で活躍。60 年代からノスタルジックで絢爛華麗な作品を生み出しているが、写実的なポートレイトや時代小説の挿絵で見せる躍動感あるタッチなど、表現の幅は広く、近年は少女モチーフの人気が高い。
著書に絵本『あのこ』(今江祥智/ 文)、作品集『宇野亞喜良クロニクル』など。絵本、イラストレーション分野の受賞の他、2010年旭日小綬章受章、2015年読売演劇大賞選考委員特別賞受賞。2017年アーティストグッズのブランド「QXQX-クスクス-」を立ち上げる。
発行:888ブックス
仕様:縦105mm 横80mm 32ページ
発売日:2018年6月6日