商品説明
木
幸田文
新潮文庫
倒木の上に並んで育つえぞ松、歪んで製材に使えない檜、屋久島への旅…。日本各地に赴き木と出会い、木の姿にさまざまな思いを重ねる著者。草木に心から寄り添う言葉。その気持ち良い人柄を感じさせる筆致。ひとつひとつのエピソードをじっくり味わって読みたくなる名随筆集。
dannyさんのカバー装画による新装版です。
ーーー新潮社 紹介文ーーー
樹木を愛でるは心の養い、何よりの財産。父露伴のそんな思いから著者は樹木を感じる大人へと成長した。その木の来し方、行く末に思いを馳せる著者の透徹した眼は、木々の存在の向こうに、人間の業や生死の淵源まで見通す。倒木に着床発芽するえぞ松の倒木更新、娘に買ってやらなかった鉢植えの藤、様相を一変させる縄文杉の風格……。北は北海道、南は屋久島まで、生命の手触りを写す名随筆。
目次
えぞ松の更新
藤
ひのき
杉
木のきもの
安倍峠にて
たての木 よこの木
木のあやしさ
杉
灰
材のいのち
花とやなぎ
この春の花
松 楠 杉
ポプラ
解説 佐伯一麦
発行:新潮社
シリーズ:新潮文庫
仕様:文庫版 176ページ
発売日:1995年11月30日