商品説明
暇と退屈の倫理学
國分功一郎
新潮文庫
「人の生は確かに妥協を重ねる他ない。だが、時に人は妥協に抗おうとする。哲学はその際、重要な拠点となる。」
「暇」とは「退屈」の意味をひたすらに深く問い直すことで、現代社会が抱える問題点に分け入ったベストセラー待望の文庫化です。哲学を勉強した人でなくとも、身近な「暇」「退屈」という状態を手がかりに、先人の哲学者たちの言葉を紐解き、著者とともに考え、哲学的に思索することの魅力を感じることができます。
ーーー新潮社 紹介文ーーー
先賢先哲の思索を繙き知の森に誘うベストセラー。あとがきを加え、待望の文庫化。
「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう――現代の消費社会において気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加えて待望の文庫化。
目次
増補新版のためのまえがき
まえがき
序章 「好きなこと」とは何か?
第一章 暇と退屈の原理論――ウサギ狩りに行く人は本当は何が欲しいのか?
第二章 暇と退屈の系譜学――人間はいつから退屈しているのか?
第三章 暇と退屈の経済史――なぜ“ひまじん”が尊敬されてきたのか?
第四章 暇と退屈の疎外論――贅沢とは何か?
第五章 暇と退屈の哲学――そもそも退屈とは何か?
第六章 暇と退屈の人間学――トカゲの世界をのぞくことは可能か?
第七章 暇と退屈の倫理学――決断することは人間の証しか?
結論
あとがき
注
付録 傷と運命――『暇と退屈の倫理学』増補新版によせて
文庫版あとがき
発行:新潮社
シリーズ:新潮文庫 512ページ
仕様:文庫版
発売日:2022年1月1日