商品説明
お砂糖ひとさじで
松田青子
PHP研究所
ーーーPHP研究所紹介文ーーー
小さなことへの喜びや楽しみ。
それこそが、自分。
メアリー・ポピンズの映画に出てくる歌「お砂糖ひとさじで」。そこでは、小さな工夫で日常がどれだけ楽しくなるかが歌われる。ひとさじのお砂糖で、苦い薬も飲めるようになる――そんなふうに気持ちを軽くしてくれる、魔法の呪文のようなエッセイ。お気に入りのアイテムやちょっとした発見、ずっと変わらず好きなこと、新たに好きになったもの、時には疑問や怒りも。あらゆるもので日々は織り成されている。
『PHPスペシャル』の好評連載を書籍化。
〈目次より〉
・服を買わなくても平気だった
・お茶の時間を取り戻す
・私、参加してる!
・秘密の森に分け入って
・心躍るジャンクフード
・ファンシーに夢中
・読書は心にいい
・運命のペンとノート
・副反応のシルバニア
・敏感肌の冒険
・必要なものですんで!
・リップモンスターを探して
・それもまたよし
・タクシーへの怒り
・オックスフォードの晩餐
・セボンスターとパンとバラ
著者プロフィール
松田 青子 (マツダ アオコ) (著/文)
1979年、兵庫県生まれ。同志社大学文学部英文学科卒業。2013年、デビュー作『スタッキング可能』が三島由紀夫賞および野間文芸新人賞の候補に、翌年のTwitter 文学賞第1位になる。2019年に短篇「女が死ぬ」がシャーリイ・ジャクスン賞候補に、2021年に『おばちゃんたちのいるところ』がレイ・ブラッドベリ賞候補となり、ファイアークラッカー賞および世界幻想文学大賞を受賞し、2023年には日伊ことばの架け橋賞を受賞する。他の著作に『持続可能な魂の利用』『男の子になりたかった女の子になりたかった女の子』、エッセイ集『自分で名付ける』、翻訳にカレン・ラッセル『オレンジ色の世界』などがある。
発行:PHP研究所
仕様:四六判 ソフトカバー 208ページ
発売日:2024年6月26日