商品説明
その本はまだルリユールされていない
坂本葵
平凡社
ーーー平凡社紹介文ーーー
人生は何度でも綴じ直せる。うまくいかないことがあっても魔法のような製本工房が、寄り添います。
小川洋子さん推薦
”本の秘密をそっと教えてくれる一冊。
本という名の箱には、記憶を保存する洞窟がある。
死者を抱き留める海がある。”
司法書士になる夢をあきらめたまふみは非正規職員の図書館司書として母校の小学校に赴任するため、実家近くのアパート・リーブル荘に引っ越してきた。ルリユール工房を併設するリーブル荘には、 世界的な製本家として活躍する綺堂瀧子親方とその孫で天才製本家の由良子が暮らしていた。元々本が好きだったまふみは手製本の美しさに魅せられていく―――。
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ルリユール relieurとは、フランス語で「もう一度〜する/〜し直す」という意味の〈re〉と、「(糸で)綴じる」という意味の〈lier〉、これら2つの単語を合わせた言葉であり、本書では、手製本する作業のことをあらわしています。
【書店員さんの声】
全国の書店員さんから応援のメッセージが届いています!
――本がつなぐ人と人との出会い。「私にも大事な本があった」ことをあらためて思い出させてくれる
(くまざわ書店 森岡様)
――実に読みどころしか見当たらない作品で、本に対する愛、言葉への信頼、生きることの尊さ……。深淵なる「学び」と比類なき「哲学」が凝縮されており、「こういう小説が読みたかった!」が、率直な想いです。
(アルパカ 内田剛様)
――【紙の本への愛】がたくさん詰まっていて、登場人物も全員余すことなく好きになりました。
(紀伊國屋書店富山店 山口様)
――本作は、本として、紙媒体で発売されることにとても意味のある物語だと思います。小さな事件もおこりつつ、みんなが前に進んでいく物語。誰もおいてけぼりにせず、手を優しく繋ぐような物語
(紀伊國屋書店イトーヨーカドー木場店 豊沢様)
本が好きな人ならば、必ず心に響くしかけにあふれています。ぜひご注目ください。
■著者プロフィール
坂本葵(さかもと・あおい)
1983年愛知県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。大学の非常勤講師の傍ら執筆を始める。『吉祥寺の百日恋』(2014年/新潮社)で作家デビュー。そのほかの著作に『食魔 谷崎潤一郎』(2016年/新潮選書)など。本書が二作目の文芸作品となる。
発行:平凡社
仕様:四六判 ハードカバー 240ページ
発売日:2025年3月26日