夫婦間における愛の適温
向坂くじら
百万年書房
”お吸いものを飲みほした夫に、「感じましたか、愛情を」というと、「うん」とうなずいた。結婚してもうすぐ三年になる。あまりにも多くのことがよくわかっていないまま、たくさんの食べものたちが、わたしたちのお腹に消えていく。”
詩人・向坂くじら、初の散文集。日々のなかから繰り広げられる夫婦のエピソードの数々。痛いほど強すぎるマッサージ。テレビを見ている時の変な顔。消息不明のお肉。ドタバタしつつも切実で鋭い言葉にハッとさせられます。
暮らしレーベル02
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ーーー百万年書房紹介文ーーー
デビュー詩集『とても小さな理解のための』が早くも5刷。
現在最もメディアから注目を集める詩人・向坂くじら、初の散文集。
「まずもって、あの夫というやつは臆病すぎる。合理的であるということを隠れ蓑に、ただ予期せぬものの訪れを怖がっているだけ。なんだい、なんだい、びびりやがって。くされチキンがよ。だいたい、すべて計画通りの毎日なんてつまらないじゃないか。(中略)そのくされチキンがある日、なんの前触れもなく急須を一式買って帰ってきた」(本文より)
暮らしより大切なものがある人間は、いかにして暮らせばよいのだろうか?
著者プロフィール
向坂 くじら (サキサカ クジラ) (著)
詩人、国語教室ことぱ舎代表。Gt.クマガイユウヤとのユニット「Anti-Trench」で朗読を担当。第一詩集『とても小さな理解のための』(しろねこ社)。一九九四年生まれ、埼玉県在住。
発行:百万年書房
仕様:四六変型判 縦118mm 横188mm ソフトカバー 204ページ
発売日:2023年7月