渡り鳥たちが語る科学夜話
全卓樹
朝日出版社
月のおもて側にだけある海、土星の環から霧雨が降る、ヒマラヤを渡るツルの奇跡…。『銀河の片隅で科学夜話』で寺田寅彦賞を受賞した理論物理学者による科学エッセイ第2弾。理論的でありながら詩情あふれる宇宙世界の神秘的な側面にふれることができます。
カバーを外した本体装丁も美しいです（画像２枚目）
第一弾『銀河の片隅で科学夜話 全卓樹』
ー−−朝日出版社紹介文ー−−
島本理生さん推薦！
「科学が照らすものは、この世界に降りそそぐ美しい奇跡なのだ。」
――真夜中の科学講座、第2幕のはじまりです。
・月のおもて側にだけある海
・土星の環から霧雨が降る
・この世界はシミュレーションなのか？
・青年科学者の命を奪ったデーモンコア（魔物の心臓）
・逆張り・冷笑派は強者の勝利を後押しする？
・砂漠に広がる「妖精の環」のひみつ
・ヒマラヤを渡るツルが巻き起こした小さな奇跡
『銀河の片隅で科学夜話』で寺田寅彦賞受賞！
理論物理学者とっておきの20話。
「もしこの書が、読者諸氏の異時空の旅のよきお供となるならば、それは筆者欣快の至りである」
――著者
著者プロフィール
全卓樹 （ゼンタクジュ） （著/文）
京都生まれの東京育ち、米国ワシントンが第三の故郷。東京大学理学部物理学科卒、東京大学理学系大学院物理学専攻博士課程修了、博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。専攻は量子力学、数理物理学、社会物理学。量子グラフ理論本舗／新奇量子ホロノミ理論本家。ジョージア大、メリランド大、法政大等を経て、現在高知工科大学理論物理学教授。著書に『エキゾティックな量子――不可思議だけど意外に近しい量子のお話』（東京大学出版会）などがある。
発行：朝日出版社
仕様：四六変型判 192ページ
発売日：2023年2月14日
