商品説明
旅は老母とともに
伊藤礼
夏葉社
ーーー夏葉社紹介文ーーー
自転車のこと。旅のこと。犬のこと。父母のこと。
伊藤礼にしか書けない世界があった。
これまでに発表されたエッセイの中から10篇を精選。
解説、玉川薫。あとがき、伊藤礼子。
唯一無二のユーモアがよみがえる。すこし厚めの遺稿集。
伊藤整の次男、伊藤礼さん(1933-2023)は自転車にまつわる『こぐこぐ自転車』や『大東京ぐるぐる自転車』などのエッセイの書き手として知られています。還暦を過ぎてロードバイクに乗りはじめ、全国各地を旅した顛末を描いたエッセイは抱腹絶倒で、そこには旅の魅力と、融通無碍な礼さんの文章の魅力があります。
本書にはその自転車にまつわるエッセイも収録されていますが、中心となっているのは家族のこと、とりわけ、父・伊藤整のことです。といっても、堅苦しい話はほとんどなく、ユーモアたっぷりに昭和の文豪の姿を描いています。礼さんの筆をとおして眺める伊藤整は人間味にあふれ、読む者の記憶にくっきりと残ります。伊藤整や自転車に興味がなくても、おもしろい読み物を読みたいという読者におすすめできます。装画は南伸坊さんです。
発行:夏葉社
仕様:四六判 384ページ
発売日:2025年10月15日