商品説明
イリノイ遠景近景
藤本和子
ちくま文庫
翻訳家として名高い著者による傑作エッセイ集が待望の復刊です。近所のドーナツ屋での盗み聞き、女性ホームレスの緊急シェルターでの夜勤、ナヴァホ俗保留地で働く中国人女性の話…。人と会い、話を聞き、考える。解説は岸本佐知子。
「藤本さんの耳と目は、つねに社会の主流から離れたところに立っている人々、歴史のなかで忘れられかけている人々、それらの人々の側に立とうとしている人たちに向けられる。」(岸本佐知子 解説より)
ー−−筑摩書房 紹介文ー−−
イリノイのドーナツ屋で盗み聞き、ベルリンでゴミ捨て中のヴァルガス・リョサと遭遇……話を聞き、考える。名翻訳者の傑作エッセイ。
近所のドーナツ屋で野球帽の男たちの話を盗み聞きする、女性ホームレスの緊急シェルターで働く、ナヴァホ族保留地で働く中国人女性の話を聞く、ベルリンでゴミ捨て中のヴァルガス・リョサに遭遇する……アメリカ・イリノイ州でトウモロコシ畑に囲まれた家に住み、翻訳や聞き書きをしてきた著者が、人と会い、話を聞き、考える。人々の「住処」をめぐるエッセイの傑作。
解説 岸本佐知子
著者プロフィール
藤本 和子 (フジモト カズコ) (著/文)
1939年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。1967年渡米、ニューヨークの日本領事館に勤務した後、イェール大学のドラマ・スクールで学ぶ。その後、リチャード・ブローティガンの作品をはじめ、多くの翻訳を手がける。本書の他の著書に『ブルースだってただの唄』(ちくま文庫)、『塩を食う女たち』(岩波現代文庫)、『リチャード・ブローティガン』(新潮社)、『砂漠の教室』(河出書房新社)など、訳書にブローティガン『アメリカの鱒釣り』『芝生の復讐』(新潮文庫)、キングストン『チャイナ・メン』(新潮文庫)などがある。
発行:筑摩書房
シリーズ:ちくま文庫
仕様:文庫版 384ページ
発売日;2022年9月12日