喫茶店のディスクール
オオヤミノル
誠光社
経済、仕事、メディアにコミュニティ。最悪な景色のなかで、喫茶店を軸に今この時代において「いい店」とは何か、自身の迷走を振り返りつつ饒舌に語り、誠光社の堀部篤史が再びまとめました。
「本書は、そんな最悪の景色の中で、「自身」というものをあらためて考え「営み」の再点検を試みた、僕の経営反省指南書である。風景の悪化に拍車をかける表象のコピーではなく、喫茶店のあり方や構造そのものをあらためて捉えなおし、組み立てるためのアイデア本として読んでいただければ幸いだ。」(あとがきより)
第一考 職業意識の変化
第二考 資金の調達について
第三考 ローカルであることの必然性
第四考 いいヤツでいこう
第五考 共有財産の私物化と、権威主義の横行
第六考 作り手ではなく飲み手、もらい手ではなく出した側
「結局、珈琲の味や、香りをどう表現するかは作り手ではなく飲み手なんだよ」
同時発売『珈琲の建設』オオヤミノル/誠光社
ー−−誠光社紹介文ー−−
われわれは一体誰と契約をしているのか?
SNSとグルメサイト、クラウンドファンディングとポイントカードに骨抜きにされた消費者万能の暗黒時代に模索する「いい店」の条件。自身の迷走を振り返りつつ、犬の目線で語る、経済、仕事、メディアにコミュニティ。金言だらけの与太話再び。
京都出身の焙煎人であり、京都[KAFE工船]、倉敷[カフェゲバ]などのカフェを営む著者が、街場の語り口で考える、この時代いかにして「いいお店」が成立するか。
情報消費、権威主義、労働者と消費者の物象化と疎外、シェアという名の労働力搾取まで、昨今の小商いにまで侵食する不可解な現象を、社会契約論にまでさかのぼり、共有地、贈与、ローカルなど広範囲にわたるキーワードとともに考察した、痛快かつ深い喫茶・小商い論。
発行:誠光社
写真:キッチンミノル
デザイン:仲村健太郎
仕様:131mm × 180mm 仮フランス装 144ページ
発売日:2023年2月5日